5) 料理の映える色の食器は出番があります。
洋食器の場合は、白いプレート類が多いです。白い食器は、料理の見栄えを良くする働きが
ありますが、常日頃使い続けるには、なんとなく味気ない感じもします。
和食器の場合は、季節に合わせて食器の色を変えたり、形を変えるなどして季節感を出す事も
可能です。 陶器の世界では、形や大きさなどより、色合を重視する傾向があります。
少々歪(いびつ)で有ったり、手取りが悪い(持った時に持ち難いなど)場合でも、色合いが
良い器は、積極的に使用され易いです。
① 食器の色は、料理の色とマッチし、料理を引き立てる必要があります。
勿論、白い器の様は、どんな料理の色とも合う存在ですが、ある程度個性ある色の器も良い
物です。一般に和食器は渋い色合いの物に人気がありますが、時には明るく華やかな色も
使われる事もあります。
) 釉の色は数百~数千色もあると言われています。
白系、黒系、透明系、緑系、青系、紫系、灰色系、赤系、黄色系、茶色系等と多種多様です。
更に、掛け分けの様に、二色以上の釉を使う事も稀ではありませんので、組み合わせでは
膨大の数になります。一つの系の中には、十数種類の色が存在します。但し、陶芸を楽しむ
多くの方は、使う釉はある程度決ってしまいます。なぜなら、釉の管理が大変であるから
です。又、熔ける温度を揃える為に、ある程度の制約が必要です。
) 食器の色には、洋食用と和食用がある様に感じられます。厳密に分ける訳にはいきま
せんが、鮮やかな青色のトルコブルーや、レモン色の様な鮮やかな黄色などは、洋食器に
多く用いられます。派手な色の和食器は、料理を殺してしまうとも言われています。
) 釉の分類として、光沢系と艶消し(マット)系、結晶系があります。
光沢のある釉が多いですが、渋みのあるマット系の色を好む方も多いです。
② 食器を使う際、色をある程度統一する方法もあります。それ故、全く異なる色ではなく、
ある程度に似通った色の食器を揃えるのも、一つの手です。又、ワンポイント的に、一点
のみを他とは異なる傾向の食器を使うのも良いでしょう。
③ 絵が描かれている食器の場合、その絵が料理の邪魔をする事があります。更に、料理で絵が
見えなくなる場合もあります。
) 一般に皿に絵を描く場合には、絵を引き立てる為、以下の方法があります。
a) 皿の周囲に絵柄を設け、中央は無地にする方法。
料理を盛り付けた際、周囲の絵柄が常に見えます。
b) 中央にワンポイントの絵柄を描く方法。
最初は絵が見えませんが、料理を食べるに従い、絵柄が現れてきます。これも楽しい
趣向です。
c) 皿全面に絵柄を描く方法。和食器の場合、ややしつこい感じの食器と見なされる場合が
あります。
) 陶器の絵付けは主に、下絵付けで行う事が多いです。
特に、染付け(青花)と呼ばれる呉須(コバルト)で描かれた文様は、古くから人気のある
食器です。絵柄はあっさりした物で、何が描かれているかが、判然としない場合も多いです。
以下次回に続きます。
洋食器の場合は、白いプレート類が多いです。白い食器は、料理の見栄えを良くする働きが
ありますが、常日頃使い続けるには、なんとなく味気ない感じもします。
和食器の場合は、季節に合わせて食器の色を変えたり、形を変えるなどして季節感を出す事も
可能です。 陶器の世界では、形や大きさなどより、色合を重視する傾向があります。
少々歪(いびつ)で有ったり、手取りが悪い(持った時に持ち難いなど)場合でも、色合いが
良い器は、積極的に使用され易いです。
① 食器の色は、料理の色とマッチし、料理を引き立てる必要があります。
勿論、白い器の様は、どんな料理の色とも合う存在ですが、ある程度個性ある色の器も良い
物です。一般に和食器は渋い色合いの物に人気がありますが、時には明るく華やかな色も
使われる事もあります。
) 釉の色は数百~数千色もあると言われています。
白系、黒系、透明系、緑系、青系、紫系、灰色系、赤系、黄色系、茶色系等と多種多様です。
更に、掛け分けの様に、二色以上の釉を使う事も稀ではありませんので、組み合わせでは
膨大の数になります。一つの系の中には、十数種類の色が存在します。但し、陶芸を楽しむ
多くの方は、使う釉はある程度決ってしまいます。なぜなら、釉の管理が大変であるから
です。又、熔ける温度を揃える為に、ある程度の制約が必要です。
) 食器の色には、洋食用と和食用がある様に感じられます。厳密に分ける訳にはいきま
せんが、鮮やかな青色のトルコブルーや、レモン色の様な鮮やかな黄色などは、洋食器に
多く用いられます。派手な色の和食器は、料理を殺してしまうとも言われています。
) 釉の分類として、光沢系と艶消し(マット)系、結晶系があります。
光沢のある釉が多いですが、渋みのあるマット系の色を好む方も多いです。
② 食器を使う際、色をある程度統一する方法もあります。それ故、全く異なる色ではなく、
ある程度に似通った色の食器を揃えるのも、一つの手です。又、ワンポイント的に、一点
のみを他とは異なる傾向の食器を使うのも良いでしょう。
③ 絵が描かれている食器の場合、その絵が料理の邪魔をする事があります。更に、料理で絵が
見えなくなる場合もあります。
) 一般に皿に絵を描く場合には、絵を引き立てる為、以下の方法があります。
a) 皿の周囲に絵柄を設け、中央は無地にする方法。
料理を盛り付けた際、周囲の絵柄が常に見えます。
b) 中央にワンポイントの絵柄を描く方法。
最初は絵が見えませんが、料理を食べるに従い、絵柄が現れてきます。これも楽しい
趣向です。
c) 皿全面に絵柄を描く方法。和食器の場合、ややしつこい感じの食器と見なされる場合が
あります。
) 陶器の絵付けは主に、下絵付けで行う事が多いです。
特に、染付け(青花)と呼ばれる呉須(コバルト)で描かれた文様は、古くから人気のある
食器です。絵柄はあっさりした物で、何が描かれているかが、判然としない場合も多いです。
以下次回に続きます。